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月見夜パロ4

終幕

・・・カン・・・カン・・・カン・・・

江戸の町の中心部で そんな鐘の音が低く響いていた

そう これから 処刑が行われるのだ・・・


私は処刑があまり好きではありません

(むしろ好きな人なんているのでしょうか・・・)

そんなことを庭を歩きながら考えていた・・・  うん

そうするとどうしたことか、 部屋の襖がすごい勢いでピシャンッ と音をたて開いた

「っ、 そうだ・・・今日の処刑は・・・」

何時もニコニコと明るい雰囲気とは一変して 彼女は私の手を引き 路地裏へと駆けだした



「ちょっ・・・まっってくださいいいいいいっ いや 何しに行くんですか!?」

分かる・・・分かるけど・・・ 彼女のことだ・・・ どうせまた・・・

「今日は、私が人生をかけて捕まえた盗人の処刑日なんだっ」

嗚呼・・・

「だと・・・思いましたよ・・・・」

そう 言うと彼女は笑い 江戸の中心部へと向かって 走り出した


・・・さっき言った盗人のことは私はよく知らない

ただ その盗人は数年前に吉原にて多大な盗みを働いていて、

そして・・・・ 彼女のライバルだったそうだ


だからこそ 見たいと思う気持ちも分かる

しかし 私は・・・


「人の死を見るのは嫌ですぅぃぃぃぃいぃああああぁっぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」



だが・・・ ついに江戸の処刑場についてしまった・・・・

やはり 彼女がライバルだったと言うぐらいからか 見物人も多かった

彼女はそんな人混みを 華麗にすり抜けていくと 私を置いてより近くへと行った・・・・

え ちょっとまって下さいよっ

そう 私が走り出したときと

一人の 黒い髪の青年が 処刑台に乗ったのは

ほぼ 同時だった


人々のザワザワとした声が 突然無くなった

私も 思わず足を止めてしまっていた・・・

そして その顔を見た瞬間 私は激しい頭痛と吐き気に襲われて おもわず目を反らした

なぜなら その青年の顔は・・・

目 口 鼻・・・ それらがすべて 潰れていたからだ

今まで 私は自分の意志でなくとも 処刑ぐらい何回かは見てきた

処刑される者達は 大体が拷問などの傷が所々ある

でも・・・ こんな・・・・ それもただの盗人が・・・ こんな酷い目になぜあうのだろうか

こんなのでは もはや 誰かすら 分からないではないか・・・


そう 思った瞬間に 一際大きな鐘の音が響いた

あ。 今からか・・・

そう 思うと 処刑されるその 青年は膝をついた

そして 膝を ついたとほぼ同時に


首をはねられた

その 瞬間私は気づいた 

いや、誰一人として気づかなかっただろうと思うが

はねられる寸前に その青年があるかどうかも曖昧な口で 

こう 呟いたことを・・・


゛仁゛



その後 彼女に聞いて分かった事だが

その首を はねられた青年は 本田仁 というらしい・・・


しかし なぜだろうか 私は 本田仁という人物は


あの 青年では 無い気がするんだ


月見夜ラビット 本田仁編 終幕


えー・・・と・・・←

色々とわけ分からないところ多いと思いますので・・・

他の人物 臨と永善さん 視点で説明入れながら やるかと思います←

と 言うわけで 終幕ではないんですん(^⊿^)//

しかし まぁ見て分かる通り これはハッピーエンドでもなければ バットエンドでもないんです

まぁ 他の視点でやると 多少グロなどあるかもしれないので

自己責任で←

あと 過去物語の続きもだすかと思いますん←

では 色々と ありがとうございました~