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引っ越してしまった 村民の話

愛していました 貴女のことを


・・・目が覚めた 少しぬるく感じるベットの中

私は もう何日がたったのだろうかと思いながら 自分の寝癖を触りながら起きた


そうだ 後でカットリーヌさんに髪の毛を切ってもらおうか

ああ、 その前にしずちゃんにもあいさつしに行こうかな

そうだ、他にもやることあったんだ

・・・? あれ 何か大切な事

ワスレテイルヨウナ?



久しぶりに外に出てみると もう春が来ていた

桜はチラチラと舞い 私の手の中にも降ってきた

・・・と、まぁ そんなことは置いといて とりあえず

ポストでも開けようかな 溜まっているし

・・・? あれ なんでだろ 何か おかしいな

いつも誰かから来ている手紙がないや 

あれ? そもそも私誰かから手紙なんて貰ってったっけ

・・・・・うーん・・・分からない


あーあ、雑草だらけじゃないか・・・

久しぶりに起きたせいか 村は少し荒れていた

あ・・・ ラフレシア咲いてないよな・・・?

異臭はしていないので とりあえず 大丈夫だよな

うん いつもドウリダヨネ アレ

住民の子に誰も会ってないや 家にでも居るのかな

会いに行ってみようかな


家の前に立ち扉を開ける

村長「久しぶりだね~・・・やぁ パッチ」

パッチ「・・・!? ゆっ・・・ゆま姫・・・?なの・・・」

あれ どうしたんだ そんな顔して

久しぶりに会うにしては リアクションでかくないか?

村長「どうしたんだ お前らしくないよ」

少し微笑むと パッチはまるで 何かをこらえているかのような顔をした

パッチ「そっか・・・ ゆま姫・・・・そっか・・・」

村長「どうしたんだよ?」

パッチ「・・・ううん・・・ 何でも無いよ・・・それより 僕だけじゃなくて他の子にも会いに行ったら?」

確かに・・・ そう私は思い パッチに一言例を言うと 外へと出て行った


パッチ「ゆま姫は忘れん坊だなぁ・・・」

いや 忘れたいから 忘れたふりをしているのかな・・・


その後 ブーケに会った 

久しぶりだな と一声かけると ブーケもまた驚き慌てていた

ブーケ「ゆま姫?! ・・・どっどうしちゃったの・・・?」

村長「どうしたのさ、私と会うのがそんなにイヤだったのか?」

そうふざけ半分で言うと ブーケは慌てて否定した

ブーケ「っ違うよ・・・ただ・・・」

そう途中まで言うと ブーケは首を振り何でも無いと言った

村長「そうか・・・あ、他のみんなにも会いに行くんだ、また後でな」

そう笑っていうと ブーケは少し哀しげに頷いた

ブーケ「ゆま姫・・・ 切ったんだね」

リセットさんも、出たくてもでれないよね・・・


その後 アントニオ キザノホマレ のりまき(ホモトリオに会った)

3人ともいつも道り 馬鹿みたいにやってくるのかと思ったら

やはりあり得ない みたいな顔をして怪しんでいた・・・

何だか分かんないけれども つらかったから その場所からすぐに逃げ出した


村長「っ・・・一体何なんだよ・・・」

みんな そろいもそろって私のことを変な目で見てきて・・・クソ


何だかムシャクシャしたから もう家に帰ろうかと思った

その時だった



ブルース「・・・村長?」

何だ、ブルースかよ・・・? あれ 何だって何なんだ?

ブルースは特に驚くことはなかった ただ何かを一人悟った顔をしていた・・・

そうだ こいつなら教えてくれるだろうか


なぜ住民のみんなが 私を避けているのか

村長「あのさぁ・・・少し良いかブル-・・・」

その時ブルースは私を抱きしめていた

え え あれちょっとまてあれあれなにしちゃってるんだえあへらへうそなにこれえええええ

村長「ちょ、お前何しているんだよ」

やばい みんながあれだけ冷たくしてきたから 嬉しくておかしな方向に突っ走ってしまいそうになっていた

あれ ブルース どうしたんだよ



 何で泣いてるんだ

ブルース「・・・村長 お前は忘れたんだな だよな 苦しすぎるもんな・・・」

何なんだ 何の話なんだ

分からないよ 何でみんな 私を そんな目でみるんだ

何で何で何で何で何で何で・・・・・・・


「こ・・・・・・・何・・・・・・お・・・」


あれ 何これ何なの何だっけ

そして なぜかは分からないが自然とブルースの体を振り払っていた

ブルースは何とも言えぬ顔で抵抗もせずされるがままになっていた

そして 私はそのまま 自然と走り出していった

何処に行く気何だ 私は

ただ走った あれ あそこは私のよく知った


村の広場だった 

木は何時のまにか大きく育っていて

それこそ 村全体を覆ってしまう位になっていた



あれ あれ あれ あれれれれ

なんだか 涙が出てきたよ 何で 何で

頭も痛い いたいよ・・・・あう 何か忘れているような・・・・

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

やだよ 辛い ここが痛い 痛い 痛い 痛い

助けて 助けて 誰? 誰か 助けて・・・・



村長「あ・・・・・」

気がついたら 何故かまたブルースの腕の中に居た

そっか 助けてくれたのか ありがとう


でも 何だか そうだな 違う気がするんだ


ブルース「・・・! 気がついたか村長」

そうホッとして言うブルースに一言すまないと、ありがとうと言い

起き上がった

・・・・ やっぱつらいな


そんなことを考え ぼけ~としていると

ブルースが何かをポツリポツリと言い出した


ブルース「この木はな昔は小さかった  だがな何日何年ともすると、いまの様にでかくなるんだ」


あ 何のことなんだよ おい ブルース 分かんないよ お前が何考えてるか

そしたら ブルースがついに怒ったのかこう叫んだんだ


ブルース「約束したんじゃねえのか!! この大馬鹿やろうっ」

その 気迫に思わず怖じ気づいたが 私だって 分からないものは分からない

村長「っふざけるなっ 分からないものは分からないんだよっ それこそお前等の方が何なんだよ」

コソコソコソコソしやがって・・・ 

そうしたら ブルースは本気で切れたのか ついに叫んだ

ブルース「ふざけるなっ 忘れているのはお前だけだっ・・・クソっ」


みんなが覚えていて 私が忘れていること・・・

私には分からないよ・・・・

何なんだよ 何なんだよ・・・・


そう言い私は何だか イヤになったから リセットすることにした

そうすれば 私の記憶もろとも何もかも吹っ飛ぶ

次会ったときには みんなも今日のことは覚えていないだろうから

ケンカの記憶よ 飛んでいけ~ってね

じゃぁね ブルース

そうして リセットボタンに手をかけたとき


あ、 思い出した

大切な事 でも 忘れたかったこと


そうして 思い出した私は泣きながらリセットをした


思い出しませんように 永遠に・・・・

愛しい君のこと

思い出して辛くなるのならば なにも知らない 思い出さない

ねぇ 忘れてみせるから

愛しい愛しい・・・



リック