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月見夜パロ 永善

覚えいますか 百合さん

私の名前は永善、またの名前を清華と言いますよね

この江戸の町では 自分で言うのも何ですが それなりに名の知れた町奉行ですよ

それゆえ 何人もの盗人や人斬りなどを捕まえきました

だがしかし どうしたことでしょうか

私には どうしても捕まえることの出来ない人が居るのです

それはそれは もう私の攻撃を華麗によけていく

悔しいぐらいにすばしっこい方なんです

そして また嫌なことに

その盗人が あの吉原で大火災を起こした犯人なんだそうです

ホント 嫌になっちゃいますよ

ああ そんなに怖がらないで そんなに私怖い顔してましたか?

うん・・・えっと

話の続きですが 百合さんは覚えていますよね 昔私が貴女に会いにいった日々を

そう 吉原でのことですよ

あの時は本当に幸せでしたよ 百合さんに毎日会うことが出来て

ええ? 何でそんなにも照れているんですか?

もう 百合さんは照れ屋さんですね

で 続きですが

そんなふうに会いにいっていたある日 いきなり私来なくなったでしょ

そう あの火災の起きた日

あの日はですね・・・その

・・・男に捕まりそうになって・・・・

ええ?! ちょっと 百合さん何刀を持っているんですか

落ち着いて下さいって

・・・で その日なんですけど

実は 私が押し倒された瞬間

その 男の背中から 変な人がその男に向かって 火をつけたんですよ

そう あの盗人ですよ

もう ホントビックリして

最初は感謝の気持ちも少しあったけど

結局吉原を破滅の道へと導きそうにもなったし

それこそ百合さんが 死んでしまいそうになったし

・・・まぁ そのおかげで 私は吉原から逃げ出し

たまたま拾われた 変な眉毛の人の町奉行をつぐことが出来たんですけどね・・・

・・・にしても 百合さんもよく生きていましたね・・・

はじめは川に人が倒れているなんて言われたんで めんどくさい・・・とか思って見に行ったんですけど

それが まさか百合さんとは思いませんでしたよ

でも ほんと今までどうしやって生きていたんでしょうね?

あっ 大丈夫ですよ 無理に思い出さなくても

多分 岩に頭でも打って忘れてしまったんでしょうね

まぁ・・・私からしたら 私と居たときのことはしっかりおぼえていてくれたからいいですけどね





でも・・・まぁ 良かったですよ






なんだかんだ会っても 百合さんにはまた会えたし



こうやって 盗人も死刑にはなったし



ホントに良かった






































でもですね あの盗人

なぜだか なぜだかですよ

何だか 懐かしい感じもしたし

何だか もう一人居た気もするし

それに


紅い瞳が とっても綺麗だったんですよ

終幕