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もう君には届かないような気がする

別れよう


ある日 俺はアルに向かってこういった

アルは少し驚き そのまま一言

アル「いいよ テキサスの好きなようにしてよ

そう 言って 俺等はいとも簡単に別れた


俺はその後、一人で泣いた・・・ 

本当は言いたくもなかった・・・ 別れたくなかった

ずっとずっとずっと 一緒に居たかった


でも 俺とアルは 一つの国であり 一つの国の州だ

こんな・・・ それも男同士で・・・

きっと アルはお偉いさんから怒られたりしていただろうし

俺のせいで仕事が溜まっていったり

俺と居るせいで 何かと苦しんでいるんじゃないかと

そう 思ったんだ

だから 別れた 

後悔はしない


後悔はしない 

でも こうは思うんだ

もしも俺がもっとしっかりしていれば

もしも俺が 女だったら

もしも俺が何時もアルにつきまとっていなければ

もしも俺もアルもただの人間だったなら

もしも俺が今生きていなければ

もしも俺があの日アルに会っていなければ

もしも俺が他の奴とつきあっていたなら

もしも俺が

もしも俺が

もしも俺がっ・・・

そうやって 思うと 沢山のもしもがあふれかえって

俺自身を蝕んでいくんだ


ただ もう一度 アルにあって 笑いあって

抱きしめ合って キスしたりして


アルを感じたい 会いたい アル アルアルアルアルアルアル・・・

たしかに もしもは沢山あふれかえっているけど


俺は アルを好きになったことを もしもで片付けたくはないんだ


忘れてしまえば 楽になれるかな


嗚呼・・・でも アルのこと忘れたくないな

ハハッ・・・ 俺って矛盾しているな



アルは 俺のこと 忘れちゃうのかな

イヤだな イヤだな



《テキサスは 強いよ そうやって一人でずっと背負って戦っていたんだもん》

そうやって 初めて俺の痛みを 心を

理解してくれたんだ


あの頃の俺はただ一人で 人を傷つけて 自分の存在を確認していた

そんな俺なのに あいつは 俺のことを 認めてくれた


嬉しかった

ありがとう




やっぱ 忘れられないや アルが大好きだよ

好きだよ アル 


アルに会えないぐらいなら もう

目を開けるのも 意味はないや


アルと話せないなら

息を吸う意味も無い

墜ちていく 君の思い出と共に

願いが叶うというのなら どうか君に謝らさせてくれ

大好きだ そして

もう一度 付き合いたいな